相場
架装別の売り方|冷凍車・ダンプ・クレーン・ウイング・平ボディ
※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月26日
結論
- 架装(かそう)とは、トラックの荷台や、そこに付けた冷凍機・クレーンなどの装置のことです。架装付きの車は、車体だけでなく装置が動くかどうかも見られます。
- 冷凍車は冷凍機の動作と温度、クレーン付きは定期自主検査の記録(クレーン等安全規則で3年間保存)、ダンプは荷台の上げ下げ、ウイングは開閉を、査定の前に確かめておきます。
- 架装の得意・不得意は業者で違う場合があります。複数の見積もりを、手元に入る額で比べます。
架装ごとに確かめておくこと
| 架装 | 査定の前に確かめること | 用意したいもの |
|---|---|---|
| 冷凍車・冷蔵車 | 冷凍機が動くか、設定温度まで下がるか、荷室の断熱材や扉のパッキンの傷み | 冷凍機の型式(銘板)、点検・修理の記録 |
| クレーン付き | 旋回・伸縮・巻き上げの動作、つり上げ荷重、ワイヤロープやフックの傷み | 定期自主検査の記録、取扱説明書 |
| ダンプ | 荷台の上げ下げ、荷台の床やあおりのへこみ・さび | 表示番号の有無(荷台の側面・後面) |
| ウイング | ウイングの開閉、油圧の漏れ、雨漏り、床の傷み | 修理の記録 |
| 平ボディ | あおりの開閉、床の傷み、さび | 点検整備記録簿 |
どの架装でも、車検証と点検整備記録簿はそろえておきます(売却に必要な書類)。
冷凍車:冷凍機の動作とフロンの点検
冷凍車は、冷凍機がきちんと冷えるかが大切です。査定の日までにエンジンをかけて冷凍機を動かし、設定温度まで下がるかを見ておくと、状態を正しく伝えられます。
冷凍機の多くは、冷媒(冷やすためのガス)にフロン類を使います。フロン排出抑制法では、フロン類を使う業務用の冷凍・冷蔵機器を「第一種特定製品」とし、管理者(原則は所有者)に、3か月に1回以上の簡易点検と、点検記録簿の作成・保存(機器を廃棄するためにフロン類を引き渡した日から3年間)を求めています。環境省の説明資料では、カーエアコンは第一種特定製品に含まれませんが、「輸送用冷凍冷蔵ユニット」はその除外に入らないとされており、冷凍車の冷凍機は第一種特定製品に当たります。車を売るときは、点検記録簿も次の持ち主に引き継ぎます。記録があれば、査定のときに見せられます。
クレーン付き:定期自主検査の記録
トラックに積んだクレーン(移動式クレーン)は、クレーン等安全規則の対象です。つり上げ荷重0.5トン未満のものは対象外です。事業者には、次の検査が決められています。
| 検査 | 時期 | 根拠 |
|---|---|---|
| 年次の定期自主検査 | 1年以内ごとに1回 | クレーン等安全規則 第76条 |
| 月次の定期自主検査(安全装置・ブレーキ・ワイヤロープ・つり具など) | 1か月以内ごとに1回 | 同 第77条 |
| 作業開始前の点検 | その日の作業の前 | 同 第78条 |
| 検査結果の記録の保存 | 3年間 | 同 第79条 |
記録がそろっていると、クレーンがどう整備されてきたかを買い手に示せます。見積もりの前に、記録の保管場所を確かめておきましょう。
ダンプ:表示番号とダンプ規制法
土砂などを運ぶ大型のダンプ(車両総重量8,000kg以上または最大積載量5,000kg以上)は、いわゆるダンプ規制法により、運輸支局で表示番号の指定を受け、荷台の両側面と後面に表示します。名義が変わると、買い手の側で届出が必要になる場合があります。表示番号があるかどうかを、見積もりのときに伝えておくと話が早くなります。
ウイング・平ボディ:開閉と床
ウイングは、左右の荷台の壁が羽のように開く架装です。開閉がスムーズか、油圧の漏れや雨漏りがないかを確かめます。平ボディは構造が単純な分、床やあおり(荷台の囲い)の傷み、さびが状態の説明の中心になります。どちらも、写真を撮っておくと、オンラインの査定で伝えやすくなります。
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査定・引取・名義変更等の対応可否や費用は、車両・地域・契約条件で異なります。見積書の条件を確認し、手取りで比較してください。
よくある質問
Q. 架装が壊れていても売れますか?
A. 買い取る業者もありますが、修理費を見込んだ額になる場合があります。壊れている箇所は正直に伝え、見積もりの前提をそろえて比べます。
Q. クレーンの検査記録がないと売れませんか?
A. 記録がないこと自体で売れなくなるとは限りません。ただし、整備の状態を示せないため、査定で慎重に見られる場合があります。