税金
リサイクル料金(預託金)は売却で戻る?
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結論
- リサイクル料金を預託済みのトラックを中古車として売るときは、次の所有者から、車両代金とは別に「預託金相当額」(資金管理料金を除く)を受け取るのが原則とされています。
- 国の資料では、預託金相当額も中古車の売買代金の中に含めて支払うとされています。見積もりの提示額に含まれているのか、別に上乗せされるのかを確かめてください。
- 荷台やクレーンなど、車体から外して使える架装物(後から取り付けた荷台や装置)は、リサイクル料金の対象外とされています。
リサイクル料金とは
自動車リサイクル法では、車の持ち主が、廃車のときのリサイクル費用を前もって払います。これを「預託」といい、払ったお金を「預託金」と呼びます。トラック・バスなどの大型車も対象です。対象外は、被けん引車、二輪車、大型特殊自動車、小型特殊自動車などです。
料金は次の5つでできています。
| 内訳 | 決める・管理するところ | 売却時に受け取れるか |
|---|---|---|
| シュレッダーダスト料金 | 自動車メーカー・輸入業者 | 受け取る対象 |
| エアバッグ類料金 | 自動車メーカー・輸入業者 | 受け取る対象 |
| フロン類料金 | 自動車メーカー・輸入業者 | 受け取る対象 |
| 情報管理料金 | 自動車リサイクル促進センター | 受け取る対象 |
| 資金管理料金 | 自動車リサイクル促進センター | 対象外(すぐ使われる費用) |
浜松市の案内では、資金管理料金は新車購入時380円、継続検査時と廃車時480円、情報管理料金は230円とされています。預託するのは、新車購入時、2005年1月1日以降の最初の車検のとき(または中古車の新規登録時)、車検を受けずに廃車にするときは引取業者に渡すときです。
環境省のよくある質問では、一般の車両の料金は6,000円〜18,000円程度とされていますが、メーカー・車種・装備で車ごとに違います。トラックの金額は、自動車リサイクル促進センターの「リサイクル料金検索」で、車台番号や登録番号を入れて照会できます。
売却したときの扱い
環境省のよくある質問では、中古車として売るときは、売主が次の所有者に「リサイクル券」を渡し、車両代金とともにリサイクル料金(資金管理料金を除く)を受け取るとされています。新しい所有者は、もう一度預託する必要はありません。
環境省・経済産業省の資料(2004年12月)でも、預託済みの車を中古車として売買する場合は、「リサイクル預託金相当額も中古車売買代金の中に含めて支払うことが必要」とされています。ここでの預託金相当額は、シュレッダーダスト・エアバッグ類・フロン類・情報管理の4つの料金の合計です。
売却で受け取る預託金相当額は、国やセンターから返金されるお金ではなく、買い手から受け取るお金です。そのため、提示額にすでに含まれていることがあります。「リサイクル料金は別にお支払いします」と言われたら、その金額と、提示額との関係を書面で確かめてください。
浜松市の案内では、新しい所有者が払う預託金相当額は消費税が非課税とされています。法人や個人事業主の帳簿のつけ方は売却損益と減価償却で触れています。
トラック・架装の扱い
経済産業省・環境省の事業者向け説明資料では、法律の対象外になる架装物として、保冷貨物自動車の冷蔵用装置などのバン型の積載装置、コンクリートミキサーなどのタンク型の積載装置、土砂などを運ぶ車の荷台などの囲いのある積載装置、トラッククレーンなど特殊な用途の車の特別な装置が挙げられています。架装物が車体と一緒に解体される場合も、架装物の部分はリサイクル料金の対象にならず、廃棄物処理法のルールで処理するとされています。
クレーンメーカーのタダノも、自社の案内の中で、車両は法律の対象でも、分離して載せ替えや別の用途に使える架装物は対象外だと説明しています。例として、平ボディ、カーゴクレーン、トラッククレーンや高所作業車の架装部分が挙げられています。レントゲン車のように運転室と一体で分けられないものは対象です。車両運搬車や重機運搬車の荷台は例外的に対象架装物とされていますが、リサイクル料金で処理することはできないとされています。ラフテレーンクレーンなどの大型特殊自動車は、法律の対象外です。
架装物については、日本自動車工業会と日本自動車車体工業会が2002年から自主的なリサイクルの取組みを進めています。架装の価値の見られ方は架装(荷台・クレーン)の評価を見てください。
見積もりで確かめること
- 預託済みか:リサイクル券(A券・B券)や、リサイクル料金検索で預託状況を確かめます。リサイクル券をなくしても、検索結果の画面で金額がわかります。
- 提示額に含まれているか:預託金相当額が提示額に含まれているのか、別に払われるのか。
- 金額:別に払われる場合、資金管理料金を除いた額になっているか。
- 架装物の処分費:解体になる場合、架装物の処分に別の費用がかかるか。
含まれているかどうかで、手元に入る額が変わります。手取りの計算ツールでは、リサイクル預託金を別に受け取る前提にするかを選べます。
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よくある質問
Q. 廃車にする場合、リサイクル料金は戻りますか?
A. 廃車(解体)のときは、預託金はそのトラックのリサイクルに使われます。預託していない車は、引取業者に渡すときに払います。このとき、リサイクル券は出ず、引取証明書が出ます。
Q. リサイクル券をなくしました。売れますか?
A. リサイクル券は、料金が払われたことを示す書面です。自動車リサイクル促進センターのリサイクル料金検索で、預託状況と金額を確かめられます。扱いは業者に相談してください。